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全障研とは

1967年、東京で開催された全障研結成大会3日目に規約案が提案された際、滋賀からの会の名称について問題提起をするために大会に参加したメンバーが会場の片隅に集まって集団討議をおこないました。その時が滋賀支部の実質的な結成となります。
滋賀は、近江学園やびわこ学園をはじめとする施設、そのほかでの実践のなかで、あるいは大津市での乳幼児健診の活動やつくし保育園での障害児保育の取り組み等のなかで、提起され吟味されてきた「発達保障」の思想と理論が、全障研基調となったという意味で「揺籃の地」のひとつであると言えるでしょう。
近江学園の創設者のひとりである糸賀一雄氏の「この子らを世の光に」との福祉教育に対する理念は、学園での長年にわたる実践と研究、そしてびわこ学園での障害の重い人たちの療育活動のなかで「誰もが人間らしく生きる権利(生存権)と、誰もが全面的に発達していく権利(発達権)をもっている。その権利の具現には、福祉・医療・教育等のより高度でより豊かで総合的な権利が保障されなければならない」という発達保障の理念・思想に発展していきました。(『全障研三十年史』、1997年より一部改変)
その理念・思想は今も滋賀県をはじめ、全国に引き継がれています。
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